コスメを買ってもしっくりこない事がある1
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山梨からご来店くださいました
■このブログが役に立つ人:サマーと診断され納得しているけど、どこか違和感を感じてる人。似合うと言われた色を試着してもピンと来ない人。サマーの似合う色といわれた色の中に似合わないと感じる色がある人。
一昨日に山梨県よりお越しくださったのは、31歳の接客業のOLさんです。お泊りかと思いきや朝7時半に出て中央線などで乗り継ぎご来店くださいました。関東甲信越、北陸の方今年は来てくださいましたね。遠くからご来店いただきましてありがとうございました。
コンサルで解決したい内容:
4シーズンのパーソナルカラー診断は受けたことがあり、その時は「サマー」と言われました。その診断には納得してるのですが今回はセカンドシーズンが知りたいと思ってます。コスメを買ってもしっくりこないことがあるので、より詳しく自分に似合う色について知りたいです。(納得してるけどどこか違和感があるのも特徴)
ご本人様が納得しているサマー・・・実はご来店してからも簡単なカウンセリングシートは書いて頂いてます。その時に
◆黄みがどこまで平気なのか
◆化粧品の色について「にごるのが合わない」と何度も口にされてました。
とにかく化粧品のカラーについてが1番知りたいというのがわかるカウンセリングに。
そしてつけてくれた、好きな色チェック・・・「ん?これがサマーと診断された人の色かな。」と思いました。しかも「私、黒が好きなんです。モノトーンを好んで着ています」と。
サマー設定ではじめました
テストドレープでは「サマー」なのだから「オータム」は外れていきやすい。スプリングもことごとく色だけがボン!と出る。ところが、白が出てきたときに状況が一変しました。スノウホワイトをあてた時に布まで輝いて見えて別格!!黒も瞳が大きく見える。ブルーもピンクもキレがある。ウインターか?となりましたのでサマーから見て行きました・・・すると得意なはずのサマーのブルー(少し白が入るものが多い)が獲れない、とれない。そして黄みは少しでも入ると鈍くなっていきます。そんな人はいます(私も)
ハイ。ベストシーズンはクリアウインターに。
クリアウインター:
にごりのない、くすみのない澄んだ、透明感のあるクリアカラー。ワードとしては「透き通るような」「ピュアで明るい」「洗練された」「スッキリした」「ややコントラスト配色が似合う」そんな色のグループです。
要するにくすんだ色は「いまいちな場合が多い」という事なのです。私が見てきたクリアウインターさん達に共通するのは白(スノウホワイト)がとびきり似合う!!そしてH様は、赤、青が得意。・・・このクリアウインターさんにうちに来てなった方、ほぼ「サマー」設定でご来店。(先々週くらいもありました)
サマーと診断されたときの弊害
色々なシーズンがある中、確かに共通した色が多く微妙なところです。しかしながら「サマー」と診断されると弊害もあります。
◆サマーとウインターでは質感が違います。サマーが一般的にマットと言われてます。ツヤも似合う人もいますが、ウインターのツヤ、光沢、ラメ感などを意識してないのはもったいなく、洋服、とりわけ化粧品選びに関係してきます。ここH様には重要なポイントでしたね。
◆手に取り、試着してもやはりやめることになる。
◆手に取る気にもなれない。(サマーのピンクは着る気がなかった)
◆サマーだから黒は似合わないはず。と着るのを躊躇してしまう。(H様は堂々着てらっしゃいました)
◆サマーの色では冴えない。きまらない。ぼやける。等々・・・
クリアウインターにした決め手
その前に最近、前に「診断を受けたことがある」という方のドレープ写真や、お渡しされた資料なども見せていただくことにしてるのですが、ドレープの写真を含め「そんな感じだな」と思ったりしました・・・しかし、前回のH様の受けた4シーズンパーソナルカラーの診断結果は、1番丁寧でわかりやすくレベルの高い資料でした。(ライン?でのお渡しなのか、写真もきちんと並べてありそれは素晴らしいもので)・・・そんな仕事が出来るのに、どうして見抜けなかったかな。と残念に思いました。
私と同じことを言ってたことも多かったそうです。「白がとてもお似合い。」「赤が得意。ロイヤルブルーもベストカラー」ここは一緒。
私が決め手としたのは
◆ベーシックカラーがどれくらい似合ってるのか
◆黒、紺2枚(クリアウインター)ワインレッド、ショッキングピンク、白・・・この辺でどれくらい冴えるのか、顔色が上がって見えるのか。(紺2枚とかワインレッドはテストドレープにはありません。それはコンサルタントにより変わります)
◆セカンドのベストカラーの傾向。ここがわかると、ファーストシーズンが合ってるのか確認できます。ベストカラーをほんの数枚しか出さない場合では検証できないということになります。(今回サマー40枚、ウインター40枚のドレープをあててるので数的にも内容的にも一目瞭然なのですがやっぱりやってない)そのようなコースを選んでる場合もありますが。
◆いつも、友人のメイクメニューのあるコンサルトと言っているのは、「メイクでファンデーションからフルで合わせるはもちろん良いけど、部分でちょこっと合わせる、又はやらない。」では、わからないよね。と話しております。(検証不可)
それゆえ、お客様方でこれから受けようと思ってる方は以下のメニューを持ってるサロンをおすすめします。
○セカンドシーズンのベストカラーまで出すメニュー
○メイクメニューまであれば尚可(ベストシーズンのリップをつけるは最低欲しい。できればチークも)
それと、毎度おなじみ「どのような光環境で診断を受けたのか」にもよります。今回詳しくお聞きすると、窓ガラスに向かって鏡は置いていなかったとのこと。壁に沿ってた様子。片側からの光源は難しいと存じます。
見落としたくないポイント
これはコンサルト側が気をつけたいポイントなのですが
◆お客様が普段好んでいる色。今回黒。心理的な事もありますが・・・お客様のカラーへの関心度。そもそも「16タイプパーソナルカラー診断」を受けたい時点で関心が高いですし化粧品が・・・という方はレベル高いです。
◆カラーでどんなことが気になっているのか。(今回は黄みがどこまでいけるのか?にごりが苦手)
そこはスルーせず、適切なご質問をいろんな角度からガッチリ汲み取っていかなくてはならない。と思ってます。
・・・このH様、顔タイプもなかなか難解でしたので軸の場所が難しかったと存じます。それと、最大難関の眉・・・次はこのお話
さて明日から3連勤。今月の山!頑張ります。