クレンジングオイルの選び方と乳化について【乾燥肌向き】
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クレンジングオイルの選び方と乳化について
■このブログは私がクレンジングオイル、クレンジングクリームが有名なブランドで働いていた経験から書いてます
■この記事が役立つ方:乾燥肌だからクレンジングオイルは避けている。乳化という言葉はなんとなく知っているけれど、やってるか?よくわかっていない方(みんなそうです)
この時期に乾燥肌ってなんで?と思う方もいるかもしれません。ですが、ご来店されるお客様の肌を拝見すると「オイリードライからくる乾燥、赤みやニキビ」の状態や、お肌に合ったクレンジングが出来ていなくて荒れているケースが多々あります。
更には、クレンジングの肝である「乳化」のプロセスについても「はてな?」という方も珍しくないので今回詳しく書いてみました。なので忙しい方は「乳化」のやり方の所だけでも目を通していただけると幸いです。
一般的に乾燥肌のクレンジングはクリームや乳液タイプが適してるといわれています。クレンジングオイルについては「洗浄力が強すぎて皮脂を落としすぎる」という理由から避けてきた方も多いのではないでしょうか。
実はクレンジングオイルの中には、サッとメイクを落としながらも潤いを守ることができる優秀なタイプがあるのでスルーしていたらもったいないのです。
しっかり落としながらも負担の少ないクレンジングオイルを選び美肌をキープしていきましょう。
どのようなクレンジングオイルを選ぶと良いの?
まずは、自分の肌に合うクレンジングなのかを見極めることが大切です。
1⃣どのようなカバー力のファンデーションを使っているのか:
クレンジングの中には思いのほか落ちないタイプもあります。自分がつけているファンデーションのカバー力と洗浄力が合っていないとメイク汚れが落としきれずに肌に残ってしまいトラブルの原因に。更に次の潤いも入りづらくなります。
逆にコロナになってから軽い肌補正程度の日焼け止めなのに、洗浄力の高いオイルやバームは落としすぎとなります。
2⃣いつまでもヌルヌルしないタイプなのか:スッキリ感が欲しくなり過剰に洗い流す原因になりかねないので、できればダブル洗顔不要タイプがおすすめ、時短にもなります。
3⃣クレンジングオイルの主成分以外に使用されている保湿成分や処方についてもチェック:基本クレンジングなので洗い流すものではありますが、洗いあがりの感触が変わります。
乾燥肌におすすめのクレンジングオイルは油脂系
クレンジングオイルは主に3種類あります。
炭化水素油系クレンジングオイル:
石油を精製したオイルで主にミネラルオイルが主成分。洗浄力は高めです。乾燥肌の方はクレンジング後の保湿にも気を配りましょう。
エステル系クレンジングオイル:
合成されたエステル油が主成分。肌へのなじみがよく高めの洗浄力。ダブル洗顔不要でクレンジングオイルに多く使用されています。エステルヘキサン酸セチルなど。
油脂系クレンジングオイル:
動植物系オイルで人の皮脂に似ている性質があるので肌なじみが良く(クレンジングオイルに使われるのは主に植物系)肌への負担が少ない。コメヌカ油、アルガン油など。原料価格が高価。成分によっては酸化が早いものがあるので早めに使い切りましょう。
しっかり落とすことが出来るのに洗浄後は肌あれしにくいといわれてます。乾燥肌には「油脂系クレンジングオイル」がおすすめです。
油脂系クレンジングオイルおすすめ3選
デパコス、韓国コスメ、プチプラコスメから厳選してみました。
商品名:シュウ ウエムラ:アルティム8スブリム ビューティ クレンジングオイル
150ml 5,280円(税込)
以前からクレンジングオイルの代表格ですが、今は種類も豊富です。このタイプはトウモロコシ胚芽油をベースとしてエステル油との混合タイプ。スキンケア成分約75%配合。ダブル洗顔不要
商品名:ma:nyo:ピュア クレンジングオイル
ダイズ油を中心に14種類の植物性オイル配合。99.9%自然由来で肌にやさしい。
韓国のオリーブヤングアワードでクレンジング部門、3年連続受賞。日本でも大人気。
200ml 2,900円(税込)※参考小売価格です。販売先によって異なる場合があります。
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商品名:matsukiyo ウーマン メソッド トリプルA トリートメントクレンジングオイル
150ml 1,100円(税込)
油脂、エステル混合タイプ:トウモロコシ胚芽油がベース、98%自然由来成分。高機能保湿タイプ。コスパが良く良質と名高いため、大人気。店頭で見つけられたらラッキー。オンラインもまた売り切れの様子(私はオンラインでやっと購入しました)
クレンジングは乳化をマスター
メイクは最終的に油汚れとなります。クレンジングの油分で汚れを浮かびあがらせ水に流していくのですが、その時に「乳化」というプロセスが必要となります。
肌に負担なく、落とすための肝となります。知っているつもりでも実は間違っていたという方もいるかもしれません。美肌作りのため是非実行してみて下さい。
クレンジングの手順:
まず、目元口元のメイクをポイントメイクアップリムーバーで落とします※よくポイントメイクもクレンジングオイルで落ちると書いてあります。
しかしながらポイントメイクのコスメは最近とても落ちにくい処方となっていて、落としきれていないと色素沈着の原因となります。そのため専用リムーバーで落とすことをおすすめします。
乾いた手と乾いた顔で行う。濡れているどうしてもクレンジング力は低下しやすくなります(種類によってはお風呂場で使えるものがあります)
クレンジングオイルは規定量を取り出し手の平を合わせあたためます。
お顔のパーツごとに手のひらで包むように塗布していきます。そして優しく筋肉の流れに沿って伸ばしていきます。鼻脇も忘れずに。
ここで乳化です。シャワーでサーっと流して終わりにしてないでしょうか?
それではメイク汚れは落ちないですしクレンジングの油分が肌に残り、酸化やくすみの原因、毛穴を詰まらせる。また、ヌメヌメ感を洗い流すために余分に洗い流したりするので皮脂を落としすぎてしまい乾燥に繋がりやすいのです。
手に2、3滴ぬるま湯を入れ、軽く混ぜると白く濁ります(お湯を数滴で濡らすだけでも良いです)そのまま顔を軽くさするようにマッサージ。2,3回繰り返し。その間30~45秒くらい。それで完了です。この時、摩擦とならないように気を付けて下さい。
これで、メイク汚れと余分な皮脂が浮かび上がるのでリセット完了です(それでもスッキリ感が欲しい場合は洗浄のごく軽いタイプでダブル洗顔するのもよいですね。
余談①クレンジングアイテムの口コミを読むと「良かった人」「悪かった人」の差が大きいと思います。これはやはり乳化を正しく行っているか否かの違いだと想定されます。また、美容ライターと称していても「鼻だけ乳化させてください」など書いている人もいるので情報はどこで取っているのかチェックした方が良いです。
余談②ちなみにクレンジングオイルとクレンジングクリームが有名なブランドで働いている時、カバー力のあるファンデーションも超有名だったのですが、正直クレンジングクリームでは落ちなかったです。またスポンジを洗浄する時は、ドライなままクレンジングオイルをしみこませ、しばらく置いてから洗うと良く落ちていました
まとめ
■乾燥肌の方には油脂系クレンジングオイルがおすすめです。
肌に負担をかけず高いクレンジング力でサラッと落としながら、必要な保湿成分を適度に残すことが出来ます。
■使い方のポイントは「乳化」このひと手間で格段にスッキリ落としてクリーンな肌を実感することが出来ます。
クレンジングはスキンケアの要であり最初の大切なステップです。ぜひ、乾燥肌の方もお肌に合ったクレンジングオイルを選んで澄んだうるおい美肌を叶えてくださいね。