ベストカラーが嫌いな色の場合どうしたらよいのですか?2
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M様はビビッドスプリングでした
・・・それではカラーの続きです。まずはベース決め。アブンダンティア肌色診断でベースは出していきます。M様の持ってる要素と肌につけた反応であっさりイエローベース決定。
テストドレープをやってるうちに「ワード」が見えて絞れてきます。「深い」「にぶい」は響きません。「淡い」「浅い」「軽い」も落ちます。結果「あざやか」「明るい」・・・でスプリングさんとなりました。それからベストカラーを選出。
質問①で「どんな組み合わせが似合うのか?」でした。M様の場合、顔周りはくすみのない黄みの明るい色でややコントラストのある配色がお似合いです。
「レンガ色のセーター」の場合・・・暗い色やくすんだ色は本来はお得意ではない色なので下半身などお顔から離れたところに使用されることをおすすめします。
あざやかな色を引き立てるためにベーシックカラーと合わせる方がバランスがとれます。
スプリングさんはベストカラーが特に鮮やかな色がそろってる場合が多いので、ベーシックカラー(黒、紺、茶、グレー、白)と合わせると綺麗な色が引き立ちます。M様の場合は白髪でしたので淡いグレーもとても上品。
また、編み物をされるので「強い色同志」を組み合わせる時もあると思います。そのような時は間に無彩色を入れると調和が図れます。その際は明るさの度合いが大きい方が良いので「白」「黒」など。
それと、2番目に似合うシーズンというのもありますので、ここにも好きな色があるかもしれません。幅が広がります。
ファッションについては基本楽しめば良いと思います。しかしながら、華やかに装いたい時、大切な日は自分を活かす色を選びたいですね。そのためのパーソナルカラーです。(いつも同じおちですが)
M様には色を選ぶ時の「明確な指針が出来ました。」と、とても喜んでいただけました。お帰りになられてからすぐコートを選びに行くとの事でした。
大先生から言われてもピンとこなかった色は、似合う色のグループでした
・・・そして大先生から「似合う。」と言われていてピンとこなかった色は実は似合うグループだったようです。
質問②で、「ベストカラーが嫌いな色の場合。」これは取り入れるか取り入れないかはその人次第です。顔から離すのも良いでしょう。ただ、やはり自分の好きな色と似合う色が違うことはよくあることです。
今までの経験では客観的な意見の場合、お仕事でカラーを扱ってるプロの方に(カラーリストでなく)似合う、似合わないを言われたときのケースでは間違っていたことがありません。むしろカラーリストの誤診の方が残念ながらずっと多い気がします。
メイクやヘアーカラーは顔周りに近いので影響があります。「イエローベース」なのか「ブルーベース」なのかは本来合わせた方が良いでしょう。逆にここだけ合わすことができていれば「自分の好き・直感」を変えなくても良いのではないでしょうか。ファッションは自由なので。
M様は最後にお茶を飲みながら・・・今までの編み物教室でのいろんなシチュエーションが脳裏をよぎったのか思いにふけられてました。また素敵な作品を創作される時にこのシステムを活かして下さるととてもうれしいですね。今回は完全なるプラチナヘアー。リップは真っ赤なビビッドなレッドでとてもお似合いでした。