【メイクレッスンレポ1】ファンデーションの色選びとカバーメイク

ファンデーション

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ベースメイクレッスンでお悩み解決

先日のメイクレッスンがとても楽しく、今回は2部構成にします。

平塚よりお越しいただいたS様(50代前半・教育関係のお仕事)

昨年9月にトータル診断を受けてくださったお客様が、今回2回のメイクレッスンをご予約してくださいました。

過去の診断結果

他サロンでの診断結果:「サマー・ウィンター」「オータムミューテッド 」

当サロンでの診断結果:クールウィンター:2nd:クールサマー

骨格:トライアングル(ナチュラルさんに多いタイプ)

顔タイプ:エレガント

今回解決したいお悩み

1段目と3段目を肌にのせて比較しました。1段目のインテグレート20はピンクみ、3段目のMAC12はオレンジみ。

1. ファンデーションの色選び:解決したいお悩み

前略:よく、ファンデはブルベ・イエベ関係なく肌色にあわせて選ぶと書いてありますが、私にはこれがかなり難しいです。肌にくすみがあり、首より顔が暗いので、肌色に合わせた時に黄み系にすれば時間の経過でくすんで疲れた印象に見えます。むしろピンク系の方が馴染み、明るく見えます。

2. シミ・クマなどの色ムラカバー方法

シミやクマなどの色ムラが目立つため、下地・コンシーラーをやりすぎ感なく、自然にカバーする方法を知りたいです。ブランドにより標準色に差があるので「このぐらいの方がなじみやすい。逆にこんな色はNG。その場合は下地の色を工夫すればあり」などアドバイスがいただければ嬉しいです。と返信してくださいました。

サロンでのアプローチ

S様のコンシーラー類。良い物をお持ちです。

ファンデーション選びの重要ポイント

当サロンには、ファンデーションの色で悩んでいる方が、体感7割以上いらっしゃいます。

お悩みとして「そもそも色が分からない」「首の色の方が白く、顔につけるファンデーションの正解がわからない」というものが多いです(だいたいこれに集約されています)

加えて、現在はいろんな選択肢が溢れかえっています。自分に最適な、下地、プライマー、ファンデーション、コントロールカラー、ハイライター、シェーディング等そしてこれらは、色、形状、ツール、テクニックも必要になりますね。

更に、これらが映える根本的な肌作り。スキンケアが入ります(なんなら、クレンジング、洗顔も重要項目です)

まずは「自分は何に重きを置くのか」により、実際に使用するアイテムが変わっていきます。

やり方は1つではなく、その時の目的や気分、洋服によってチェンジできると良いでしょう。

ベースメイクの重要性

人が注目するのは、やはり一番情報が詰まっている「顔」になります。

そして、顔の中でも面積が広いのは「肌」なので、肌作りやベースメイクが重要となります。

そこが意図したとおりに「自分の良さを活かす仕上がり」になっていると、さらに自信が持てるのではないでしょうか。

ベースメイクレッスンへ

S様へのご提案

S様はもともと美意識が高く、コスメも大好きで色々なブランドをお持ちです。

前回のカルテを見直すとゴールの箇所には「若々しい感じ」とあり、以前ご病気をされた経験がありました。

他のお客様でも時折、50代を過ぎると大病が治られた後にご来店される方もいらっしゃいますが(きっと思う所があるのでしょう)

結果的に「血色感が宿る」というワードを意識されると健康的に若々しく見えるのではないかと思います。

色選びのプロセス

上は、ラロッシュポゼ。S様がピンクみのある下地を使用したことがないので今回はこれに。下3本は、私が自宅で使用しているもの。中央に、光沢タイプを使うのであれば、それ以外はスキンケア中心で色がつかないタイプや、ダルバの透明タイプ、またはうっすらと色の付く、CC,BBクリームも(1番下)このタイプはファンデーションつけたくない方に良いですね。

  1. まず、今回うっすらピンクみのある下地を選びました(ラロッシュポゼ)
  2. 頬からフェイスラインにファンデーション2色を伸ばしてなじみを確認。
  3. コンシーラーの使い方:シミ・肝斑に対してコンシーラーをつける際、色を確認すると、ご自身の肌色と同じぐらいの色でした。カバーをしたい時は、肌色よりも濃い目の色でカバーしていきます。
  4. クマのカバー:目の下のクマについては、思ったよりもずっと濃いオレンジや赤の方がカバーできます。

ベースメイクのポイント

🔷下地この下地の時点で発光が強い場合は、中央部に。

要は、発光タイプの下地は、全顔に入れると顔が大きく見えてしまうのです。

🔷シェーディング:お鼻筋が高いというチャームポイントがあるので、ほんの少し入れました

🔷ハイライト:鼻根にハイライト(最近は長く入れません)

肝斑はどうするのか?頬の仕上げ

実際につけたコンシーラーは、デコルテの2。これを練りチークとブレンドして肝斑をカバーしました。最初にファンデーションを重ね塗りしましたが、ファンデ薄めで、コンシーラー&チークで良いかも(やっていくうちに正解が出てくることもあります)

最後パウダーチークで微調整。

「ファンデーション選び」は、肌色だけを考えるのではなく「その方の特徴や目的に合わせた総合的なアプローチ」が大切です。

この日のご感想

ほんの一部抜粋。この日はおすすめしたアイクリーム(エピステーム)を速攻お買い上げ。さすが!早いです。


 

「ベルルーン」では、お客様個人の特徴、長所を活かしながら、自然で美しい仕上がりを目指すことで、自信を持って過ごしていただけるメイクをご提案しています。

実は、S様のメイクレッスンにはもう一つ大切なテーマがありました。それは、お肌への優しさという重要な要素。

次回は「とある成分のアレルギーの方のリサーチの仕方」についてお伝えします。

 

みゆりん
みゆりん
この日のS様はとても綺麗な巻き髪をされていて、お顔の輪郭辺りがとても優雅でした。ヘアスタイルで素敵な雰囲気は確実に演出されるものだと実感しましたYO。

下記は、S様の1年前のブログです。この時から本当にエレガントで素敵な方です。ザ・オシャレ番長ですね。

色選びの迷宮から解放!

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渡辺 みゆき

海外ブランド化粧品を美容部員として大手百貨店で25年間でのべ11万人を接客(美容歴30年) カラーコスメと肌色の対比を見続けてきた経験を活かし、1日1組限定...

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