化粧品の使用期限について

スキンケア

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使用期限内でも注意したいこと

昨日は銀座のデパートで美容部員をしてる友人にずっとお休みなのか聞きました。やはり「お休み」との事。「休業が明けたら更に実力主義になるに違いない」と日々スキルを磨いてるとのことでした。

 

さて今日は「化粧品の使用期限」について。少し時間ができたので化粧品やサンプルの整頓をされてる方も多いですよね。私も久しぶりにパンドラの箱(サンプル入れ)をガサ入れ!すると出るわ、出るわ・・・

化粧品の期限は一般的に「未開封で3年。開封後は6か月で使い切る。」と推奨されています。開封して空気に触れたら酸化が始まり、指を直接入れたら雑菌が繁殖しやすくなります。と言われてますが使用期限内でも注意したいことがあります。

■「オーガニック系」で防腐剤が入ってない。無添加化粧品といわれるもの。これらは期限が書いてあることも多いので守ってください。また、外国の製品に多いのですが裏面のパッケージにふたのマークがついてる事もあります。これは開封後の使用期限です。「12M」が12か月。「6M」は6か月を表してます。

■ホワイトニングでビタミンCやビタミンC誘導体が入っているもの。アスコルビン酸等。成分的に不安定で酸化しやすい場合があります(酸化なので黄色~茶色)

■日焼け止めはボディ用含め、半年といわずワンシーズンで使い切れると理想です。首にもつけて。頬は重ねづけするとよいですね。これらは暑い車の中やテニスコート、ゴルフ場、海などで商品の性質が変質することも。

クリーム状がわずか数時間でシャバシャバの液状になったり、ドレッシングのように分離することもあります。店頭にいた時は、このようにダメになったと言われる方は結構いらっしゃいましたよ。リップだと溶ける事もありますので気を付けてくださいね。※技術的には年々進化してると存じます

オーガニックブランドのリップクリームの記事

 

アイテムによって消費期限が変わります

■スキンケアは6か月。

■下地、ファンデーション1年。

■フェイスパウダーやチークは2年。

■アイシャドウ1年:といっても大きいですし、数をお持ちの方もいらっしゃいますね。これは1年しなくても油分で表面が固くなることもあります。そんな時、表面を削ります。

 

お見苦しいですが、アイシャドウでありましたW・・・まず、ティッシュペーパーをひきます。1・さほど古くなくても指で使うとこのように黒くなることも。2・それをスパチュラやカッターの平なところで削ります。削ったものを棄てると発色も蘇りますし、つきも良くなります。柔らかいので気を付けて。

■アイライナー、マスカラ3か月:これは敏感な目周りなので気を付けてください。店頭にてフリーで試せるところなどは注意。

■リップ6か月~1年:水分量の多いグロスは酸化が早いです。

期限が微妙な時はまだ使いたい

お掃除をすると使い忘れていた物もあります。肌が敏感な人は初めて使うサンプルも。そんな時は「パッチテスト」も有効。

簡易な方法:お風呂の後、二の腕の内側に10円玉くらい塗ります。24時間たって赤くならないか、かゆくないか確認する。

大丈夫ならフェイスラインに。とはいえ、フェイスラインと頬と同じ反応とは限りません。行うことにより敏感肌の方には安心感があります。

私的に気になることetc

■スポンジの汚れ:これは美容部員小話で、あるあるなのですがお客様の中には、パウダーファンデーションのパフが本当にコロッケ状になってる方がいます。雑菌が繁殖してるレベルをはるか彼方に超越してるケースがW(厳密に言うとこれより濃い)・・・

そんな時「お取替え用のパフはご用意いたしますか?」という口調もやや強めになってました。ちなみにこの場合、パウダーファンデの表面は固くなってる場合が多いです。

逆に肌が超絶キレイな方、美意識が高い方はなにも言わなくても「パフのリフィルはつけといてください。」と言われるケースが多々。

 

 

■海外でのお土産・輸入代理店:要は正規ルートではないもの:日本で正規販売してる化粧品は、厚生省を通し認可されてる成分なのですが正規ルートでない場合は含有成分が違うこともあります。サンプルもいつのかわからないですよね。

〇ル○○の何かのページを前に読んだ時、「ロット番号(製造番号)が消されていた。」とか20年前の商品を売っていた。香水は混ぜて売ってる(これは香水コーナーの方が言ってました)などありましたので気を付けてくださいね。でも、ネイルやアイシャドウはとっても良い色があります。コスメおたく様ですと、心が踊るカラーなのか安全性。どちらを取りますか?ってことです。

■カバー力やスキンケア成分の効果も高いクッションファンデ。形状からするとパフの管理も気を付けてください。

 

まとめ

◆「オーガニック系」で防腐剤が入っていない、無添加と言われる化粧品は劣化が早い場合があるので期限内でも早めに使い切る。

◆ホワイトニングでビタミンCやビタミン誘導体ものは酸化が早いと考えておく。

◆日焼け止めはワンシーズンを目安に使い切る。

◆化粧品は温度変化に弱い。出来るだけ涼しく、直射日光があたらず、湿気の少ない所で管理する。

◆使えるか微妙な時は簡易なパッチテスト。

◆スポンジの汚れ。今は使い捨てが充実してます。

◆海外や輸入物、いつ開封されたかわからないものは気を付けて。

◆クッションファンデのパフのメンテナンス。

 

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渡辺 みゆき

海外ブランド化粧品を美容部員として大手百貨店で25年間でのべ11万人を接客(美容歴30年) カラーコスメと肌色の対比を見続けてきた経験を活かし、1日1組限定...

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