色と柄がバチっとあったとき
電車の中でフェースブックを何気なく見ていたらコミュニティで2.3回お会いしてる方ですが京都に行かれていて、浴衣にばんから傘(和傘)で横顔の画像が上がっていました。とても素敵でインパクトがあり思わずコメント。その時はまだ上げたばかりで5個くらい「いいね」がついていたのですが「何の花柄だったかなー」(椿)としばらくたってみたら「いいね」の数が270以上、コメントも50件以上と反響が凄くて「その人と色と柄がマッチした時の人々の反応は共通なんだな」と感じました。
この時着られていた浴衣は、特に大胆な大柄。太い黒白のストライプに顔よりも大きい30㎝くらいの朱赤の椿がついてるという(それに赤いばん傘)、なんともコントラストの度合いが大きい柄だったのです。誰にでも似合う柄ではありません。
花の大きさ、デザイン、色、雰囲気と非常に調和してる・・・自分の事をよくご存じなんだな。と思いました。
◆柄やアクセサリーの大きさはお顔のパーツの大きさ。体格や体型に関係してきます。(1番は顔)
◆柄の形は顔のラインと顔のパーツの大きさ。
中くらいの方もいますし、パーツは大きくても背が小さいなどそこはどちらと読み取るか総合的なものもあります。そこが難しいところ。浴衣は木綿(化繊も)で形も素材も決まってるので柄勝負。間違えたら残念。洋服のほうがシルエットや素材も加味することができます。
◆顔や体の外見の要素と似ていると調和しやすく、客観的に見ても違和感なくマッチします。
やはり小柄ですっきりしたお顔だちであれば、細かい、小さい、可愛いデティールが良いですし、体型的に大柄な方がそれを着ていても正直あまり似合わないですよね。試着してなにか違う、違和感を感じるというのは、自分の顔の特色と柄の特色が合致していない場合が多いのです。
◆目が大きく華やかなお顔のかたは、大きい柄が似合う傾向。
◆パーツが小さく上品な顔は小さめな柄が似合う傾向。
柄自体の形は顔の輪郭にも関係していて、花柄であれば
◆直線ぽくシャープであれば、クール、シャープな感じに。葉や茎の入り先端のとがりのある流線形など
◆曲線で丸みであれば、ソフトで柔らかな感じ。丸い形の花。バラやひまわり、シャクヤクなど
●私の場合ですと、あっさりめな顔。158㎝。ホームベース型のフェースライン。サマー。・・・これで先ほどの黒白ストライプの大胆柄の朱赤の浴衣を着たら、まず色柄に負け顔が大きく見え「派手なの着てるね。」で終了でしょう。
そして後日談ですが、この時は3色。そしてなぜか次に見た時に帯の色が増えて黄色が入ったのですが、この黄色が入る事により配色が壊れてガチャガチャした感じに・・・やはりコントラストが強い時、色数が4色より3色までに抑えた方が粋だなと感じました。
これは私ですがこういうのが流線形です。私の場合はこのような柄、大きさが似合います。
これは理論的・分析法のことですが、あとはその人が醸し出す雰囲気も関係してきますよね。そういえばファッションディレクターの渡辺邦枝さんが(私のファッションの先生です)鏡を見て「イケてると思ったとき」はこういう法則を自然とクリアしてるときとおっしゃっていたのを思い出しました。色と形・素材の特徴が生かされて美しくまとまった時に「調和がとれてる」と言えます。
そしてこの渡辺邦枝さんが昨年末にご自身のブランドを立ち上げたのですが、8月末より、高島屋主要店舗、日本橋、新宿、横浜、京都、大阪でプレタポルテとして展開されることになりました。まだ日にちが確定してないのですが、9月14日、15日、16日の3日間、高島屋内でファッション講座のイベントを開催されます。私は横浜店に行く予定です。
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ギャラリーを押していくと、ディテールなど詳しくわかります。大人の上質なブラックとネイビーのコレクションラインをベースにお好みのサイズやディテールへのカスタマイズをするブランドです。