似合うが変わる⁈本当に映えるカラー

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違和感のないシーズンでしたが
先週、中区にお住まいのS様(40代後半)が、当サロンの「スタイリッシュコース(総合ライトコース)」にお越しくださいました。
S様は20年前に4シーズンのカラー診断を受け、それ以来「オータム」がご自身の定番カラーだと思って過ごされてきたそうです。
また、当サロンのお客様には珍しく、これまで何度もスタイリストさんに同行ショッピングを依頼されているとのこと。
そんなS様のお悩みは2つ。
① 骨格分析が、どれにも当てはまらず、よくわからない。
② 顔と服のイメージが合わないと言われることがある。
これまでお願いしていたスタイリストさんから、カラーや骨格について聞いてないようでしたが「カッコいいに振った方が良い」というアドバイスを受け、お洋服を揃えてきたとのこと。
今回のパーソナルカラーで見えたこと
それでは、まずはパーソナルカラー診断からスタート!
総合的に分析することで「自分に合うテイストの基本」が見えてきます。
もちろん、診断結果がすべてではありません。むしろ、すべてを取り入れてしまうと、なんだか面白みに欠けると思いませんか? メイクの世界にも「黄金比」がありますが、それに固執するのが今っぽくないのと同じ。時代は常に変化していますので。
それでも、ご自身に似合う軸を理解しているかどうかで、おしゃれの楽しさは大きく変わるはずです。
理論的に「似合わない」の線引きが明確になる。という安心感にも繋がります。
そして今回、ベテランのスタイリストさんの「カッコいい」という見解と、私の診断結果がマッチするのか…実はちょっぴりドキドキしていましたW
まず、16タイプパーソナルカラー診断®から。S様の診断結果はなんと「ウォームスプリング」!

イメージ的にはベストシーズンではないですが、顔色は、こちらが映えます。
最初、金と銀のドレープから。そして、4枚7セットのドレーピングに入ります。
2セット目のピンクで、その違いは明らかになりました。
コーラルピンク(スプリング)を当てた瞬間、S様のお顔色がパッと明るくなったのに対し、サーモンピンク(オータム)に変わると、途端に印象が落ち着いて見えたのです。20年以上「オータム」が似合うと信じていらしたS様でしたので、慎重に丁寧に診断を進めさせていただきました。
結果はやはり、ベースはスプリング。もちろん、オータムカラーが全く使えないわけではありません。
むしろ、S様の持つ雰囲気やイメージだけを見ると、スプリングよりもオータムの方がしっくりきます。

カーキも似合います。温度感が重要な方。
実はこのパターン、最近も経験がありました。原因として考えられるのは、もともとスプリングタイプの方がオータムと誤診されていた、というケース。
しかし、今回のS様には、もしかしたら別の要因があるのではないかと感じたのです。
一昨年前から増えていること、新たな視点
それは、以前のブログでも触れましたが、ここ数年で「美容医療」を受けられている方が増えていること。S様も2年ほど前から美白を中心とした施術を受けていらっしゃるとのこと。
以前はシミにお悩みだったそうですが、今では見事に解消され、透明感のある艶やかな美肌をお持ちです。ファンデーションもほとんど使わないほどになったとか…
つまり、S様の場合は、積極的なスキンケアと美容医療によって「肌のトーンと艶」が変化し、その結果、似合うカラーも変化した可能性があるのです。これは、これからのパーソナルカラー診断において、考慮すべき新たな視点かもしれません。
コスメについても、オータム基調で選ぶのとスプリング基調で選ぶのでは、仕上がりが全く異なります。明日サロンで、スプリングとオータムのコスメをざっくりと写真に撮ってきますね。
そしてS様は、これから転職を控えていらっしゃるそうです。新しい環境での印象アップは間違いなくプラスに働くはずです。
今回のカラー診断では、特にベーシックカラーを丁寧に比較しましたよ(お仕事で使いやすいのと、今まで使ったことのない色達だったので)
顔と服のイメージは
さらに、顔タイプ診断です。AIによる分析では「エレガント」という結果が出ましたが、私の手計算による数値では「クール」タイプ。
拝見した感じは女性らしい「エレガント感」を感じました。また、ヘアスタイルが少しウェーブがあることもポイントです(マッチしています)
そこで、診断結果としては「エレガント寄りクール」が最もマッチするとお伝えしたところ、なんと以前のスタイリストさんの見解と全く同じだったのです!
改めて、コンサルタントの個性はあれど、「似合う」という感覚には共通する傾向があるものだと実感しました。
骨格分析については、またのブログでじっくりと書きたいと思います。どうぞお楽しみに!
